2008年9月12日の金曜日。NYのタイムズスクエアにあるリーマン・ブラザーズの本社に激震が走る。米国第4位の規模を持つ証券会社・投資銀行であった同社だが、前年に発覚したサブプライムローン問題の影響で、同年6~8月期の純損失が39億ドルにも達したと判明したからだ。それから同社が倒産するまでの4日間、同社の経営陣は合衆国政府などに救済を求めながら何とか社の延命をめざしたが、同社の株価の急落を止めることはできなかった。しかしその背後には金融界や米政府を含む、様々な思惑がうごめいていた……。(出典:dtv)
マイケル・サミュエルズ
クレイグ・ワーナー